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![]() Flashアニメの歴史(第5回〜長編GIFアニメーションの登場) 少し話が前後するが、長編アニメーションへの試みとして、GIFアニメの流れにも触れておきたい。初期GIFアニメヒット作「ピカプー」が公開されたのは1998年8月だが、一般に広まったのは1999年の春〜夏だったと思う。個人ニュースサイト「裏ニュース!」で紹介されたのを見て知り、素朴な絵柄とあまりのバカバカしさに大笑いした記憶がある。 「ピカプー」は4コマ漫画のようなノリのショート作品で、その流行は「ピカプーみたいなアニメを見たい、作りたい」という需要と供給を生みだし、GIFアニメで短編作品を作る個人が増えていった。これがやがて作品の発表場として投稿掲示板「日本GIFアニメ連合」(2000年2月22日開設)の開設につながっていく。ここはある意味GIFアニメ版「Bak@fla」といった趣で、初期GIFアニメ職人が多数参加し、無数のバカGIFアニメが日夜競うように投稿されていた。 この「日本GIFアニメ連合」で活動していたGIFアニメ職人に、「活動漫画館」(2000年2月13日開設)ののすふぇらとぅ氏がいた。のすふぇらとぅ氏のサイトのギャラリーには「いらっしゃいませ!!」や「Qちゃん」など、当時のGIFアニメ投稿ブーム期を思い出させる作品が今も変わらず展示されているが、そうした「ピカプー」の系譜に置かれるショート作品とは別に、のすふぇらとぅ氏が手がけている長編GIFアニメシリーズがあり、それが「機動戦士のんちゃん」シリーズである。 「機動戦士のんちゃん」の第1話「赤い水性」が2000年7月13日に公開され、個人ニュースサイトをはじめとするウェブサイトで紹介されたとき、その動画クオリティは「GIFアニメーションでここまでできるのか!」という驚愕とともに迎えられた。GIFアニメがバカ動画からアニメに、次のステージに進んだ瞬間だった。つまりGIFアニメの世界でも、2000年後半には長編アニメへのはしごが架けられていたという意味である。この同時多発的な動きには注目したい。「日本GIFアニメ連合」はその後管理人の引退により「新日本馬鹿画像同盟」(2001年3月)と「大日本動画帝國」(2001年4月)に分裂し、後者は現在も活動中である。 さて第1回で「盛り上がったのはここ数年の出来事」と書いておきながら、今週は長々と盛り上がる直前までの話をしてきたが、来週はいよいよ現在に直接つながる形での、Flashアニメーションがブレイクし普及していく過程を見ていきたい。
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