■ばるぼらの「教科書には載らないコンテンツの歴史教科書」: Flashアニメの歴史(第14回〜2003年のFlashアニメーション・その3)
2005年6月9日 更新
2003年に行われたFlashイベント──「FLASH。ひなまちゅり!」「子供の日Flashゲーム祭」「num1000リミックス企画」「FLASH★BOMB」「SUPER×FLASH」「CAT★MANIA」「第2回紅白Flash合戦」などについて、逐一解説することはしないけども(細かい上映作品リストは「(・∀・)イイ・アクセス」の過去ログなどを参照してほしい)、2003年12月31日に川崎チネグランデで行われたオールナイト上映イベント「shockwave.com Film Fes.」については少し書いておこう。
「shockwave.com Film Fes.」の表向きのメインは、shockwave AWARD入選作や自主制作映画などの上映だったが、実質的なメインは、同日が最終日だったイベント「第2回紅白Flash合戦」の作品を中心とした、2003年に発表されたFlashアニメーションの総集編とでもいうべき部分だった。NNSJ氏(たけはらみのる氏)の「なつみSTEP!」に始まり、ndf2氏(「rumparo-tita」ルンパロ氏の別ハンドル)の「NAME (THE OTHER STORY)」で終わる全34本の上映作品の中で、特に印象に残っているものを一言ずつ紹介しておく。
「ありさんとくらげさんがごっつんこ」ぴろぴと氏の「花火虫」は、窓・手・虫の3つのモチーフが、見る側のイマジネーションを刺激する幻覚的なFlashで、ぴろぴと氏の加工センスが冴え渡る名作。BIGLOBEクリエイターズアワードでは特別賞を受賞した。「BondeFlashForest」ぼんで氏の「HAMIL」は、カーチェイスから始まる近未来SFアニメで、逃走劇途中の飛行シーンの疾走感がなんともかっこいい(物語が途中で終わってしまうのが惜しい)。ぼんで氏は“チーズ焼きカレー”という別ハンドルで「FLASH。ひなまちゅり!」(3月3日)などのイベントにも参加していた。
「Pinbani!」ぴんばに氏のファンタジー作品「EDEN」は、「なつみSTEP!」「灯台守の夜」(ミラー)と並んで2003年度の個人的ベスト。傑作。流星星野氏の「Twinkle」は、小さな旅人とランプが出会う、100年に一度訪れる大彗星の夜のお話で、素直にお勧めできる良作だ。これがデビュー作だというから恐ろしい。
紅白Flash合戦の参加作品のうち32作品は「2ちゃんねるVOW(4) DVDスペシャル・これが2ちゃんねらーの動画投稿だ!〜紅白FLASH合戦2004〜」(宝島社)付録のDVDに収録されているので、パソコンのモニターじゃなくてテレビで見たい!という方はチェックするといいだろう。
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