えっちであまあま一つ屋根の下物語「ラブごめ!」
2007年01月19日 19:03
(しばた@OHPのオススメ漫画)
うひー、こりゃーもうラブラブでたまりませんな! 本作「ラブごめ!」を読むと、思わずそんな言葉がもれてしまう。作者であるポン貴花田は、コンビニ売り系のエロ漫画雑誌を中心に活躍している作家さん。絵柄はピチピチ瑞々しくて華やか。基本的に明るい雰囲気の絵柄だが、エロシーンもけっこう色っぽくて、実用に足るエッチさ加減。さらにラブラブエッチからちょっぴり鬼畜入った話まで幅広い内容に対応可能、話をまとめるのもうまい。以前からコンスタントにいい仕事をしている作家さんだったのだが、最近はその腕前にますます磨きがかかってきた感がある。この「ラブごめ!」などは、その申し分のないうまさに思わず感心してしまったほどだ。
お話のほうは、主人公であるサラリーマン・田島と、同じ会社の受付嬢の女の子・一ノ瀬あいかちゃんが、大家と不動産屋の手違いによって、アパートの同じ部屋に入居してしまうところから始まる。天然娘なあいかちゃんの提案もあって、そのまま二人はなし崩し的にその部屋で一緒に暮らすことになり、何度もエッチを重ねるうちに、ラブラブな恋人同士となっていく。本作品ではそのラブラブ同棲模様がみっちり描かれていくわけだ。
■「ラブごめ!」 ポン貴花田 双葉社
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■浮気騒動→仲直りエッチの後のラブラブキスシーン。こんな調子でとにかく二人はイチャイチャしまくるのだ(163ページ)
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本作品の魅力は、なんといってもやたらラブラブで甘ったるいこと。田島・あいかのバカップルがとにかくイチャつきまくり。家ではもちろんのこと、会社でもあいかが田島を空いてる部屋に引っ張り込んでエッチしちゃったり、もうご馳走さまといった感じ。途中で田島が初恋相手である幼なじみの姉貴分・綾と浮気しちゃうという騒動はあるものの、結局は雨降って地固まる。かえってラブラブ度がアップしちゃうもんだからもうたまらない。
そしてヒロインのあいかちゃんが、実にかわいい。最初に出会ったときから、あいかちゃんには田島に対するフラグがフルに立ちまくり。自分から田島をエッチに誘って来ちゃったりする恐ろしいほどの都合の良い娘さんなのだが、そこはあいかちゃんの天然パワーとほんわかした雰囲気がカバー。ピチピチした肌が吸いついてくるようなエッチシーンも充実してて、オカズ目的でもなかなかいい案配。成年コミックマークなしなので消しは大きいものの、それを感じさせない色っぽさがある。
ストーリー面も上々。全編ラブラブでありながら、各話ごとに起伏がついててしっかり読めるし、あいかちゃんのキャラも楽しく、見ていて飽きない。そして最後のページのセリフもとても良くて、物語の最後を非常に後味良く、幸せ気分満開で締めくくってくれる。エッチではありながら品は良いし、お話もしっかり読めてキャラも魅力的。そんなわけでエロ漫画大好きって人だけでなく、エロ漫画初心者の人まで、幅広くオススメできる1冊だ。
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