驚愕の巨乳新理論が誕生!「日本巨乳党」
2007年03月29日 11:55
(しばた@OHPのオススメ漫画)
なんだか最近、エロ漫画ばかり紹介しているようだけど、今回もエロ漫画の注目作を一本ご紹介。「またか」と思われるかもしれないが、本当にオススメなので許していただきたい。
さて、昨今のエロ漫画の乳傾向を見てみると、巨乳と貧乳の二極分化が進んでいることに気づく。つまり大きなものはより大きく、小さなものはより小さくといった感じで、その中間、「適乳」「中乳」の割合が減少しているのだ。この単行本については、タイトルを見れば分かるとおり、巨乳をメインに取り扱っている。その中に1本、巨乳界に一石を投じる作品が出現した。それが「巨乳平面説」だ。
「巨乳平面説」については、すでにネットでも一部で話題になったりしたのでご存じの方も多いかもしれない、。要するに「微乳に見える乳ほど、実は巨乳なのである」という大胆極まりない説だ。一見微乳に分類されるような、つるぺたで平らに見える乳のほうが、巨乳アイドルみたいにばいーんとした乳よりも巨乳なのであるということを訴えかけているのである。
「そんなバカな!」という人向けに、ぜひその説について詳しく解説したいところではあるが、解説すると激しくネタバレになってしまうのでここではあえて、涙を飲んで解説は自粛する。その真相については単行本を購入して、ぜひ自分の目で確かめてほしい。あまりの強引、かつ馬鹿馬鹿しい理屈に、必ずやあ然とし、爆笑するはずだ。
「日本巨乳党」 RaTe ワニマガジン社
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「微乳ほど巨乳」という超斬新な説を提唱する理論「巨乳平面説」。その真相はいかに!? つづきはWebで……じゃなくて単行本でどうぞ(163ページ) |
またこの単行本で面白いのは「巨乳平面説」ばかりではない。そのほかの作品も、けっこうナイスな作品がそろっている。例えば「ち2ばく」は、「すべての女性を巨乳にする」というスローガンを掲げる「巨乳党(仮)」が、「自爆テロ」ならぬ「乳爆=ち2ばくテロ」を仕掛けるというアホらしいネタを展開。「乳島の夏~Y君の場合~」では、巨乳ばかりのヌーディストビーチにおける一夏のエロが描かれるというおめでたい作品。ギャグ系の作品だけでなく、幼なじみラブコメの「ステップバイステップ」なんかも甘酸っぱくて読んでて楽しい。
RaTeはこの単行本が16冊目というエロ漫画ではすでにベテランといえる作家さんだが、キャリアを重ねても勢いが落ちるどころか、円熟味が増し、注目に値する作品をさりげなくけっこう描いていたりする。絵柄のほうも、女の子のほっぺたや乳などの肉に、独特のもちもち感があって見ていて心地よい。ほかにもいっぱい面白い作品があるので、未読の方はこれを読んで面白かったら、ほかの単行本にもぜひチャレンジしてみていただきたい。