今週のマガジンで久米田康治が「サンデー問題」をネタに!
2008年06月18日 23:59
漫画家の雷句誠さんが原稿紛失で小学館を提訴したことに関連して、新條まゆさんがブログで「あとのことは久米田先生に任せるとして」と書いたことが話題になった。その久米田康治さんが週刊少年マガジン最新号でサンデー問題をネタにしている。
久米田康治さんが「サンデー問題」に触れていることは以下のサイトで分かる。あとがきで「南国の返却原稿を整理していたら大変なモノを見つけてしまったあー これは他の作家さんの原稿だー どーしよう(銭形風に)」と書いている。「南国」とは、久米田康治さんが1991~1996年に週刊少年サンデーで連載していた漫画「行け!!南国アイスホッケー部」のことだ。
また「さよなら絶望先生」本編でも「正当な理由で打ち切った編集長vs.不当な理由で打ち切られた漫画家」「サンデーvs.マガジン」「漫画家vs.編集者」のネタなどを描いている。その様子は「絶望先生ブログ するんぱしっく・わ~るど」で詳しく紹介されている。
・ねこあれぶろぐ「久米田先生、小○館時代の返却原稿を整理する?」
・まにあっくすZ「【ネタバレ注意!】 ついに久米田康治が、サンデー騒動をネタに!」
・絶望先生ブログ するんぱしっく・わ~るど「『さよなら絶望先生』143話「六月の崩袈裟固め」におけるサンデー問題ネタの扱い」
・久米田康治ワールド Wikiサイト「143話『六月の崩袈裟固め』」
「サンデー問題」は、同誌で「金色のガッシュ!!」を連載していた漫画家の雷句誠さんが小学館を提訴したことに始まる。カラー原稿を紛失されたことへの損害賠償請求が提訴の内容だが、小学館や編集者の漫画家への対応の悪さの告発という面も持っている。雷句誠さんの主張はブログ「雷句誠の今日このごろ。」の記事で読める。
・雷句誠の今日このごろ。「(株)小学館を提訴。」
それに対して多くの漫画家が意見を表明したが、その1人にかつて小学館で連載を持っていた漫画家の新條まゆさんがいた。ネット上で大きな話題になった内容は「まゆたんブログ」に掲載されている。新條まゆさんは2007年5月に小学館から離れてフリーになっている。
・まゆたんブログ「思うこと。」
・新條まゆオフィシャルサイト mayutan.com「ファンの皆様へ」
その後、新條まゆさんはブログを元の話題に戻すとし、そのときに「あとのことは久米田先生に任せるとして・・・」と書いている。
久米田康治さんは漫画で時事ネタをタイムリーに取り上げることで知られている。また久米田康治さんは2004年まで「かってに改蔵」などを小学館の週刊少年サンデーで連載していたが、2005年からは週刊少年マガジンで「さよなら絶望先生」を連載という経歴も持っている。
・まゆたんブログ「その後」
そのため、久米田康治さんが何らかの形で「サンデー問題」に触れるのではないかと期待されていた。
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