ワンフェス2008冬での初音ミク当日版権条件が厳しすぎ!?
2008年02月18日 22:54
初音ミクの二次創作や創作物については、同人ゲームや同人抱き枕の頒布が中止になったり、ちょっとエッチな歌詞の楽曲がニコニコ動画で削除されたりと、比較的管理が厳しいことがたびたび話題になっている。
2月24日にフィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル 2008[冬](ワンフェス2008冬)」が開催されるが、そこでも初音ミク関連の創作物は比較的厳しい状態にあるようだ。「ねころぐ」でそのことが紹介されている。
ワンフェスではコミケや多くのオンリーイベントと異なり、「当日版権(一日版権)」という権利処理がなさている。フィギュア制作者がイベント当日、会場内のみ有効な権利を権利者から得るものというものだ。権利者の方針によって許諾の条件は異なり、条件を満たさない場合はワンフェスに出展できないことになる。
「ねころぐ」によると、ワンフェス2008冬で初音ミクフィギュアの出展を予定していたが、取り下げるディーラーが少なくないらしい。その理由として「版権許諾の諸条件がアマチュアに対しては厳しすぎる」という意見が目立ったようだ。
「EWoE」には初音ミク関連の出展を予定していたディーラーの一覧が掲載されている。そこから見て回ると、確かに取り下げているディーラーがいくつかある。
なお「かっちゃんのガレキ部屋」によると、WHF有明(ワールドホビーフェスティバル有明17)では当日版権の申請先がクリプトンだったが、ワンフェス2008冬ではフロンティアワークスが申請先になっているようだ。また申請してから許諾が出るまでの期間が長く、フィギュアの制作が大変だとの話もいくつかのサイトで出ている。
フロンティアワークスはテレビアニメ番組やアニメ関連のCD、ドラマCDなどの製作を手がけており、冬コミでは初音ミクのCDや抱き枕カバーなどの先行販売を行った。
・ねころぐ「初音ミクの版権について考える」
・かっちゃんのガレキ部屋「ワンフェス」
・EWoE「初音ミク #13」
・Wikipedia「当日版権システム」
・ワールドホビーフェスティバル有明17
・フロンティアワークス「コミックマーケット73出展情報 初音ミク」
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