スニーカー大賞受賞作未完の法則が「シュガーダーク」にも!?
2010年05月01日 22:19
新井円侍さんのライトノベル「シュガーダーク」は、角川書店主催の「スニーカー大賞」で6年ぶりの大賞を受賞した。同作品は昨年12月に第1巻「シュガーダーク 埋められた闇と少女」が刊行され、概ね評判がよかった。
・第14回スニーカー大賞《大賞》受賞作!『シュガーダーク』」
・Amazon「シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫): 新井 円侍, mebae」
だが、同作品の第2巻は頓挫してしまったことが作者のブログ「¥Gブログ」で書かれている。「昨年末から今春にかけての二巻の作業が難航した結果、私は、自分がどうやって文章を書いていたのかさえわからなくなるような状態に陥っていました」とのことだ。
・¥Gブログ「四月総括」
2ちゃんねるでの反応は「売りスレまとめ(+いろいろ)」で見られるが、作者本人ではなく、編集部の対応に問題があるのではないかとの感想が少なくないようだ。これまでにスニーカー大賞を受賞した作品が完結していないことがその背景にある。
「シュガーダーク」がスニーカー大賞を受賞したときのスレッドが「ゴールデンウィークタイムズ」で紹介されているが、このときから「スニーカー大賞は完結しない法則」「未完作品がまた1つ増えるのか」などと言われていた。
Wikipediaでも「いずれも作家の活動休止などにより、新作の刊行は止まったままとなっている。」と書かれている。
・売りスレまとめ(+いろいろ)「スニーカー大賞『シュガーダーク』1巻で完結!?」
・ゴールデンウィークタイムズ「ラノベ界初!角川スニーカー大賞《大賞》受賞作『シュガーダーク』の発売記者会見開催!」
・Wikipedia「スニーカー大賞」
ちなみに角川スニーカー文庫から「されど罪人は竜と踊る」を出していた浅井ラボさんはブログ「浅いっぽい」で2008年に、「事実として、ここ数年で二人の作家が死んで、一人の作家が逃げて、一人の編集者が本気で失踪している。」などと書いている。
・浅いっぽい「ス○ー○ー小説大賞&学○小説大賞に送ってはいけない」
ほかの2ちゃんねるのスレッドでの反応は以下のサイトで見られる。
・主にライトノベルを読むよ「『シュガーダーク』2巻は頓挫」
・秋ちゃんねる「スニーカー大賞を受賞した『シュガーダーク』第2巻が頓挫」
■関連記事
・ラノベ作家が「xx小説大賞に送ってはいけない」と語る
・スニーカー大賞受賞作のラノベ「シュガーダーク」レビュー
・「第14回スニーカー大賞」でハルヒ以来6年ぶりの大賞受賞作