Rio RainbowGate!、兄好、まどか☆マギカへの批判がBPOに届く
2011年02月27日 22:28
放送倫理・番組向上機構(BPO)に「2011年1月に視聴者から寄せられた意見」が掲載された。アニメの具体名は挙がっていないが、「Rio RainbowGate!」「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」「魔法少女まどか☆マギカ」への批判と思われる意見が掲載されている。
それぞれ「ギャンブルを題材にしたアニメが放送されていて不愉快」「近親相姦を主題にしている」「怪物が少女の首を食いちぎるシーンが放送された」と指摘されている。その意見内容については以下の通り。
一方で「『子どもが見ると困る』という意見を送る親の無知が目立つ」と批判への反論も掲載されている。
・BPO「2011年1月に視聴者から寄せられた意見」
・アニメ「Rio RainbowGate!」公式サイト
・StarChild:お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!
・魔法少女まどか☆マギカ
ギャンブルを題材にしたアニメが放送されていて不愉快だ。製作にパチスロメーカーが加わっており、青少年にパチスロがアニメの延長線上にあるというような認識をされる恐れがある。
深夜帯のアニメだが、近親相姦を主題にしている。性的な目的でわざと下着を見せたり、衣服の上から体に接触するなどのシーンが頻繁に放送されている。内容的には成人マンガと変わらないのではないか。年齢制限のないテレビでの放送としては不適切だと思う。
深夜アニメだが、怪物が少女の首を食いちぎるシーンが放送された。脚本家は、「これから毎週やらかしていく」などと残酷描写を売り物にするようなことを公言している。深夜とはいえ、テレビで残酷描写を確信犯的に売り物にする番組を放送するのはいかがなものか。
アニメを子どものものと思い込んでいる親が多く、「子どもが見ると困る」という意見を送る親の無知が目立つ。子どもに見せたくないのなら、子どもと話し合い家庭内でゾーニングをすることも親の義務だ。
「不健全だから規制しろ」とすぐ権力に頼る情けない姿勢を子どもは見ている。批判する前に、子どもになぜ駄目なのか、その根拠や正当性を提示し理解させるべきだ。
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