お姫様少年の魅力に昇天!「椿ナイトクラブ」
2006年09月08日 04:10
(しばた@OHPのオススメ漫画)
週刊少年チャンピオンの片隅で、今秘かに萌え的暴走度を強めまくっている作品がある。それが今回紹介する「椿ナイトクラブ」だ。基本的にはメチャ強な女の子が画面狭しと暴れまくる痛快ドタバタギャグで、最初は普通の女の子萌え萌え+ギャグな漫画なのかな~と思ってたら、最近ずんずんヘンな方向へとシフトしていっているのだ。
本作の主人公である三島茜は、ごくごく平凡な中学二年生男子。しかし彼にちょっかいを出すと、茜のことが大好きな1歳年下の幼なじみ、椿五十六(こんな名前だけど女の子です)がどこからともなく現れては、茜ちんに群がる人たちを女だろうと男だろうとかまわずぶっとばしまくる。しかも五十六は普通にしてればけっこうカワイイけど、両腕に常に手甲を装着しているトンデモ娘。さらに天然でドジッ娘で頭が激しく悪かったりするので、茜はいつもそのぺースに振り回されまくりなのだった。
■「椿ナイトクラブ」1巻~ 哲弘 秋田書店
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■男なのに腰つきが妙に悩ましい茜ちん。そしてぽっちり乳首。乳周辺のトーンワークが妙に気合いが入っている点にも注目。その魅力に暴力娘・五十六も思わず赤面(第1巻159ページ)
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といったわけでまあ最初のほうは、天然暴力娘が茜を守ろうとして暴れまくるというドタバタアクションギャグって感じで展開していって、これはこれで面白いんだけど、それが回を重ねるごとにヘンな方向に暴走。五十六の「茜ちゃんは私の姫だもん!!」というセリフに象徴されるように、茜少年の萌え度がもりもり高まっていくのだ。力強く戦う五十六とは対照的に、茜はどんどんナヨっちくなっていて、なんだか事あるごとに脱がす。その腰つきの悩ましさ、乳首周辺の描写の気合い入りっぷりはタダゴトではない。
最初のうちはたまたまそうなったのかな~などと思っていたのだが、最近の展開はもう完全に作者も狙ってやっている。単行本表紙では茜ちんはお姫様コスプレまでさせられちゃって、完全にヒロイン状態。連載内での脱がされ率もどんどん上がってるし、茜ちんを狙う男の子女の子も増える一方。もう完全にやりたい放題、やられたい放題なのだ。
とはいえ9月8日に発売されたばかりの単行本1巻の時点では、正直なところ茜ちんのイジラレっぷりはまだ甘い。これが連載ではもっともっとエスカレートして、萌え度がどんどん上がりまくっている。なんかもう完全に突き抜けちゃった感さえある。これ書いてる時点でのチャンピオン最新号(9/21 No.41)では服を奪われてブリーフ姿で校内をさまよい(でもうわばきと白靴下だけ残してあったりするあたりがポイント高し)、さらにはセーラー服まで着用。もう萌え度高まりまくりである。
週刊少年チャンピオン系の作品は、1巻が出ても2巻が出なかったりすることがけっこうある(例えば本連載でも紹介した「サイカチ」とか)。まあ巻中カラーとかで掲載されたりもしてるから、本作については大丈夫だとは思うものの、油断をしていると何が起きるか分からないのがこの世の中。ぜひこの第1巻がもりもり売れて、2巻以降もちゃんと出てくれるといいなーと願ってやみません!
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