2011年2月にBPOに寄せられたクレーム対象のアニメはどれだ
2011年04月01日 23:56
放送倫理・番組向上機構(BPO)に「2011年2月に視聴者から寄せられた意見」が掲載された。アニメに関する意見も3つほど取り上げられている。
1つは「サイトには可愛いらしい少女のイラスト」があり「放送ではサイトとの落差が大きく、エロチック、グロテスクな表現が多い」としている。公式サイトとアニメ本編のギャップが大きいアニメといえば「魔法少女まどか☆マギカ」が思い浮かぶが、「エロチック」なシーンはない。残り2つについても、どのアニメかのことを指しているか判別するのは難しそうだ。
その一方で「『親子の会話』『子どもと共に考え親も成長する』という根本が欠けている親の責任を差し置き、テレビのせいにしている。責任転嫁もここまできたかと情けなく思う。」といった、クレームへの反論もちゃんと掲載されている。
・BPO「2011年2月に視聴者から寄せられた意見」
深夜アニメだが、同番組サイトには可愛いらしい少女のイラストなどが載っている。これを見る限り、実際の放送での残酷かつ刺激的なシーンなどを思い浮かべる人はいないと思う。放送ではサイトとの落差が大きく、エロチック、グロテスクな表現が多い。「放送するな」とまでは言わないが、せめて番組冒頭で刺激的な表現に関する注意書きなどを表示するべきだ。
小学生の子どもとアニメ番組を見ていたところ、番組の最後で突然女の子が脱ぐシーンがあった。子どもに「何であの人は裸になるの?」と聞かれ困った。子どもは深い意味まではわからない半面、興味を持ってしまった可能性もある。極力変な番組は見せないようにしているが、突然のことには対処できないし、子どもが視聴する時間帯に好ましくないものを放送する必要性も感じない。むやみに女性を裸にさせること自体、女性軽視だ。
アニメで無理に裸を出すことはやめてほしい。子どもが見てショックを受けたようだ。「そんなもの見せるな」という方もいるが、現状では規制が機能していないので無理な話だ。忙しいのにわざわざ親がどういうアニメなのかを調べる時間はない。せめて見せたくない人向けに成人指定マークなどを付けることが最低限のマナーでありモラルだと思う。
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